【痛みと関節運動について】ースタッフブログ
2020年08月17日(月)
こんにちは、看護師の吉村です😊
今回は、幹細胞治療による痛みの対策と治療に欠かせないエクササイズをより簡単に行える方法でご紹介したいと思います!
患部に細胞注射を打ってから、当日~数日間関節痛が伴う事があります。(痛みの度合いや期間には個人差があります)
また、痛みが完全に引くまでに2週間ほどかかる場合もあります。
それは、
・修復のメカニズムの一環で水腫がたまる
・大量な細胞が入ってきたことによる好転的な反応
といった事が理由としてあげられます。
痛みの対策としては主に、
①鎮痛剤
②アイシング
③適度な負荷の関節運動
をお勧めしています。
①アイシングと②関節を動かしてあげる事は、水腫を分散する方法として効果的です。
動かさずにいて組織がかたまってしまう事を避けるためにも、無理のない程度で毎日関節運動を継続することが治療を進めるにおいてとても大切になります。
また、PRP投与後でも同様の事が言えます。
当院ではお茶セル体操にて膝関節のセルフストレッチ&体操をご紹介しています。
HPに動画のリンクが貼ってありますので是非ご覧ください。
今回は応用編として、タオルを使ってより簡単に取り組める体操をご紹介したいと思います‼
《膝の曲げ伸ばし運動》
反復して行うことで筋肉が正しい動作を記憶し膝まわりの安定性を高める効果があります。
特に痛みがある時期にはフォームが乱れやすいので、タオル等を使用し補助することでより安全で簡単に行うことができます。
また、筋力と柔軟性のバランスを保持する目的でストレッチを行う事で運動の効果をより一層高めます。
《下肢後面のストレッチ》
深呼吸をしながら1セット20~30秒を目安に行ってみてください。
下腿3分の1から足首にかけて一気に血流が少なくなる為、足関節の柔軟性も獲得する事で第二の心臓と呼ばれるふくらはぎの筋ポンプ作用も促進します。
日常動作で何気なく疲労が蓄積されていき筋肉の硬さ、左右差等が姿勢全体に影響を与えてしまいます。
いずれも継続することで柔軟性が得られていきますので、無理に力で行わずご自分のペースで日常に取り入れてみてください。
当院では、投与後にもリハビリ状況・スコア表や周径等を参考に評価・経過観察をしていきます。
より安全に治療が進められるよう一緒に頑張りましょう!
また、マスク着用×高温多湿がしばらく続きそうなので熱中症には十分に気を付けて過ごしていきましょうね💦
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