ブログ

【マスクの種類と感染予防効果について】—Dr松﨑のブログ

2020年10月06日(火)

新型コロナウイルスはまだまだ世界的には収束が見えない中、ついにトランプ大統領も感染してしまいましたね。

 

新型コロナウイルスの感染予防として日本では厚労省はじめマスクの着用が推奨されていますが、

今のところは自分の口から相手に飛沫が出るのを減らす効果があるものの、一方で相手からの飛沫を

完全に防ぐことはできないため感染リスクについては様々な議論があります。

 

今、デンマークで6000人を対象としたマスク着用の効果があるかどうかのランダム化比較試験が行われており、

8月下旬に患者さんの募集が終了し1ヶ月の観察期間なので、論文の発表が待たれるところです。

 

さて、マスクの種類色々あるけれど、種類によって唾液の飛沫の予防効果に違いがあるのかについての研究が

あったので紹介したいと思います。

論文は下記のものです。

Low-cost measurement of face mask efficacy for filtering expelled droplets during speech | Science Advances (sciencemag.org)

Sci Adv. 2020 Sep 2;6(36):eabd3083.

 

 

これらのマスクを着用した上で、『Stay healthy, people』という言葉を5回繰り返し、

マスク装着なしの状態と飛沫量を比べることをしています。

これをさらに10回繰り返して合計データを比べたものが、下の図の結果です。

飛沫はレーザーを用いた装置で測定しています。

結果をみてみると、医師がつかっているサージカルマスクは飛沫量をかなり減らしていますね。

その他コットンのマスクも結構減らせていますが、ニット素材はバラツキが多く、

バンダナとネックウォーマーでカバーしているマスクは飛沫量がマスクを装着していないのと

飛沫量が近くなっており、あまり防げていない事がわかりました。

 

もちろん私達のクリニックでは下記の対策をしておりますし、サージカルマスクを着用しております。

1.来院時、患者様への検温測定

2.スタッフ・患者様の手指消毒

3.スタッフのマスク着用

4.院内の換気

5.患者様が使用したリネン類、機械の交換・消毒 

6.使用後のカウンセリング室、処置室の換気、消毒清掃

 

また、当院は完全予約制なので待ち時間もなく、全部屋個室対応なので、

他患者様との接触もほぼありませんのでご安心下さい。

当院は幹細胞を用いて関節痛の治療を行っているクリニックです。

外出自粛による運動不足で関節痛が悪化している方が多いようです。

また、スポーツの中でも比較的感染リスクの低いゴルフ(もちろん感染対策は必須です!)を楽しみたいのに、

膝の痛みによって我慢せざるを得ない状況の方も沢山いらっしゃいます。

 

カウンセリングは無料ですので、ご興味のある方はぜひ当院にご相談ください。

WEB予約や電話診察も可能です。

関節痛でお悩みの方はこちら👇

TOP