【Eテレの「チョイス@病気になったとき」で膝の話が再放送されました】―院長のブログ
2021年02月08日(月)
お茶の水セルクリニック、院長の寺尾です。
2月6日土曜日の「チョイス@病気になったとき」というEテレの番組で、
変形性膝関節症の話が再放送されました。
昨年の9月に放送されたものを再放送していたのですが、それだけ膝の痛みに困っている方が多い
ということなのだと思います。
番組では、変形性膝関節症に対する標準治療について説明がされていました。
帝京大学の中川教授が講師として出演され、広い範囲についての話をされていました。
標準治療についての知識を持つことは、治療の第一歩だと私は思います。
アメリカの整形外科学会でも、変形性膝関節症治療の初期のタイミングで、
患者教育が重要であると言っています。
この病気は、どういった理由で起こるのか。
どのような目的で、どのような治療法を活用するのか。
自分自身の体や社会背景では、どの治療法が良いのか。
治療を受ける時、自分自身に合った選択をするためには、情報は必要不可欠だと思います。
残念なことに、細胞治療やPRP治療などの再生医療についての話はありませんでした。
まだまだ、新しい治療手技なので、標準治療にはなっていませんので、仕方がないことだと思います。
しかし、再生医療の役割が徐々に決まってきているように思います。
私は、再生医療は、保存療法と手術療法の中間に位置するような治療法だと思っています。
ヒアルロン酸注射などでは変化が乏しいものの、手術を回避したいような方に
活用していただきたい治療法です。
勿論、再生医療にも限界があります。
変形の程度が軽いほど、効果も出しやすいです。
ですので、関節の変形についても「早期発見、早期治療」の原則に則っていくことが大切だと
思います。
自分自身の膝に対して、どのような治療法が適しているのかについての相談もお受けしております。
再生医療に関する相談だけでなく、一般的な治療についての相談でも構いません。
近々、正式にセカンドオピニオン外来を始める予定ですし、
整形外科全般について相談いただけたらと思います。
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