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【股関節の超音波検査】―院長のブログ

2021年06月07日(月)

超音波(エコー)検査は健康診断でも使われる検査方法です。

超音波はレントゲンやCTと異なり、放射線の被ばくがありません。

色々な組織を詳細に映し出すという点ではMRIには劣るものの、

直ぐに患部を見ることができる利便性に加えて、

腱や関節を動かしながら検査をすることができるなど、メリットの多い検査です。

最近では、整形外科でも積極的に取り入れられるようになりました。

私が医者になりたての頃は、乳児の股関節健診で使うぐらいでしたが、

スポーツ整形外科や一般診療など多くの分野で使われるようになっています。

 

当院では、股関節の細胞治療を行う際に、エコーを活用しています。

コンベックスというタイプのプローブ(体に当てる部分のパーツ)を使って股関節を確認して、

細胞を正確に注入するという方法を取っています。

股関節は膝関節よりも深い位置にあるため、浅い部分を見るためのリニアプローブでは

見えないこともありますが、コンベックスを使うことで、しっかりと確認することができます。

エコーで股関節を見ると、関節が腫れている様子なども確認することもできます。

深い場所にある関節に注射をするには、とても便利な方法だと思います。

 

実際に細胞を投与する際の流れは、以下のようになっています。

①仰向けに寝る

②前側からエコーを当てて関節の位置と状態を確認する

③注射をする場所(横側)を確認しマークする

④マークした場所に局所麻酔をする

⑤エコーで確認しながら針を進める

⑥注射針が関節の中に入ったことを確認して細胞を注入するを行う

 

一連の作業は早ければ5分程度で終わります。

細胞を入れている時間は数秒です。

 

安心して股関節の治療を受けていただけるよう、日々工夫を続けていきたいと思います。

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