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お茶の水セルクリニック院長・寺尾友宏の略歴などについて

2021年08月27日(金)

こんにちは。お茶の水セルクリニック院長の寺尾です。

この度、Youtubeとブログで改めて、再生医療について詳しく解説していくこととしました。当企画では、皆様のご質問にお答えすることで、再生医療の適切な情報をお届けしたいと思っております。

今回は、皆さまのご質問にお答えする前に、お茶の水セルクリニックの院長である私、寺尾友宏の略歴などについてお伝えしたいと思います。

いつから再生医療に携わってきたか

2000年頃から研究のため京都大学に行っており、2009年頃から実際に治療に携わり始めました。

 

再生医療に携わったきっかけ

再生医療に携わる前には、別のクリニックで整形外科医として診療をしていました。

その頃、患者様から「PRP療法という治療法があるらしい」というお話をお伺いしました。

 

“PRP療法とは”

PRP(多血小板血漿)に含まれる成長因子の力を利用して、人が持っている治る力を引き出し、治癒を目指す治療です。PRPは、患者さん自身の血液から、血小板濃度を通常の血液の約3~7倍に濃縮したものです。これを使って傷ついた組織などの治癒を目指す再生医療が進められています。

再生医療ポータルより

その当時、まだ再生医療やPRP療法という言葉は有名ではありませんでした。

なんとかしたいと患者様と一緒にどのような治療法なのかを調べ、実際に治療に使用してみたところ、とても大きな効果がでました。

その患者様は肩の治療をされており、今までどのような治療法を試しても良くならなかったのですが、再生医療を試すと、1回の治療でとても良くなりました

その方は、その後通院されることもなく、今では元気にスポーツもされています。

このような経験を踏まえて、PRP療法から始まり、幹細胞療法へと治療の内容が移ってきました。

”幹細胞治療とは”

幹細胞治療とは、幹細胞あるいは幹細胞から派生した細胞を用いて、ダメージを受けた患者の細胞や組織を修復したり再生したりする治療方法を指します。その際用いる幹細胞は、血液中に投与される場合もありますし、あるいは患部に直接移 植される場合もあります。また、治療に用いる幹細胞は、患者自らの組織から集める場合も有り得ます。

ISSCR 幹細胞治療について患者ハンドブックより

 

以前、京都大学で研究に携わっていた頃は、「実際に治療として再生医療を行う機会は20年30年先になるだろう」と思っておりました。

しかし、色々なご縁をいただいたことから、2009年頃から細胞を使った治療に携わっております。

 

今後の目標

私は、「再生医療をもっと身近なものにしていきたい」と思っております。

再生医療は自由診療であり金額も高いので、皆様にとってハードルが高いものであると思います。

しかし再生医療をより身近なものにするため、できることをひとつひとつ、行って参りたい思っております。

 


今日の内容は以下の動画でも見ることが可能です。何かご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせください。

少しでも興味がある方は、当院公式サイトをご覧頂き、お気軽にお問い合わせ下さい。

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