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半月板の再生医療について

2022年08月31日(水)

こんにちは、お茶の水セルクリニック院長の寺尾です。
今回は、半月板の再生医療についてお伝えしていきます。

半月板(はんげつばん)という言葉は、一度は聞いたことあるかと思います。
しかし、実際にどこにあるのか、どの様な役割があるのかがわからないと思います。
今回のブログを読んでもらい理解を深めてもらう事で、膝の痛みで悩んでいる方の不安を少しでも解消できたら幸いです。

半月板とは

膝の軟骨は2種類あります。
半月板は膝の関節の中にあり、太ももの骨の先には関節軟骨が付いています。
半月板は太ももの骨とスネの骨とのクッションの役割をしていて、太ももの関節軟骨は関節面の滑りをよくする働きをしています。


半月板はCの字をしていて、すり鉢状になっています。
この画像は膝の関節を上から見た図になります。


これが太ももの骨を支えていて、圧力を分散する役割を担ってます。

半月板の変形

半月板が変形してくると、膝関節の変形への入り口だといわれています。
半月板が変形する主な原因として、スポーツでの怪我や年齢による摩耗などがあります。
半月板の外側の部分は血流がいいところなので傷が治りやすいのですが、内側にいくほど血流が悪く自然に治る確率が少なくなります。

傷ついているところを放置しておくと、徐々にそのから傷口が広がってしまいます。
ひどくなると人工関節の適応になってしまうので、早めに対処する事が大切です。

半月板と再生医療

半月板の傷は基本的に自然には治りません。
昔は痛みを取る様な治療か手術しかありませんでしたが、近年は再生医療の分野が発達してきて、半月板の治療の効果を上げています。

培養をした幹細胞を入れると、半月板の傷ついた部分が治ってきます。
体の負担も少ない治療法ですので、半月板が傷ついていると言われた方や膝の痛みがある方には有効です。

今回のまとめ

・半月板はクッションの役割がある
・半月板の傷は早期発見早期治療
・再生医療で半月板の傷が改善する

再生医療がまだなかった時は、半月板の傷=手術という従来の常識がありました。
まだまだ再生医療の認知度は低いので、医師から「手術するしかない」と言われて、その通りにしてしまうという方も多いです。
手術しかないと言われた方も、再生医療が適応になる場合も多くあります。

半月板の傷で膝の痛みがある方は、ぜひ当院へご相談下さい。
新たな選択肢を一緒に探していきましょう。

※今回の内容は以下の動画でも見ることが可能です。

何かご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせください。
少しでも興味がある方は、当院の公式サイトをご覧頂き、お気軽にお問い合わせ下さい。