細胞の凍結について
2022年08月25日(木)
こんにちは、お茶の水セルクリニック院長の寺尾です。
今回は、細胞の凍結についてお伝えしていきます。
よく聞かれる質問の中で「お茶セルさんで使われる細胞は凍結をしてますか?」という質問を頂きます。
細胞を凍結するとどうなるか、また当院の考え方をお伝えしていきます。
幹細胞を凍結させる意味
幹細胞を凍結させるためには、保存液の中に入れなければいけません。
この保存液が、幹細胞にあまりいい影響がありません。
凍結して解凍した細胞はあまり元気がなかったり、酷い時は6割ほど幹細胞が死んでいる時があります。
なので凍結したものを解凍して、注射器で身体に戻すというのはあまりオススメできません。
凍結をさせるメリットとしては、採取した幹細胞は生きていますので、培養をする施設まで輸送をする時に凍結をしないといけません。
輸送がしやすくなるという事が、凍結の一番のメリットになります。
その他には、凍結をするとスケジュールに合わせて保存をする事ができるという事があります。
当院の凍結の考え方
当院では基本的に生の幹細胞を使う事を心がけていますが、培養中の幹細胞をあえて凍結をするという事もあります。
培養途中の幹細胞を凍結させると、弱った幹細胞や元気のない幹細胞を排除する事ができます。
その後にまた仕上げの培養をして、フレッシュな幹細胞を体に戻す事ができます。
これがいい幹細胞を残せるという方法ですので、当院ではこの方法を採用しています。
当院の幹細胞の詳しい特徴については、こちらのブログをご覧ください。
↓
お茶の水セルクリニックで扱う幹細胞・生細胞の特徴について
今回のまとめ
・凍結をすると細胞がダメージを受ける
・凍結のメリットは輸送がしやすい
・培養途中の凍結はメリットがある
当院の強みの一つとして、クリニックのすぐ上の階に培養施設がありますので、輸送による細胞へのダメージを最小限に抑える事ができます。
幹細胞も生きていますので、できるだけダメージを抑えた方がいい結果が出ます。
幹細胞についてはまだまだ一般向けに情報が出ていない事も多いので、疑問や質問などがありましたら当院までお問い合わせ下さい。
※今回の内容は以下の動画でも見ることが可能です。
何かご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせください。
少しでも興味がある方は、当院の公式サイトをご覧頂き、お気軽にお問い合わせ下さい。
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