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幹細胞治療を受ける適切なタイミング

2023年08月23日(水)

こんにちは、お茶の水セルクリニックの寺尾です。
患者様から「幹細胞治療はいつ受けたらいいでしょうか?」という質問を受けることがありますので、回答させていただきます。

幹細胞治療を受ける適切なタイミングとは?

患部の状態にもよりますが、幹細胞治療はなるべく早いタイミングで受ける方がいいとされています。

変形性関節症は進行性の疾患であり、変形性関節症初期の痛みは関節の炎症が原因となるケースが多いため、そこに幹細胞治療を行う事で幹細胞の抗炎症作用により症状が落ち着きます。

しかし、変形が進行してしまったケースであっても幹細胞には抗炎症作用以外にも作用があるので、変形が進行した関節に対して全く効果がないわけではありません。
関節内の環境を変えることが出来きるので痛みを軽減させたり、少しでも動きやすくしたりするというゴールであれば治療を行う意義は大いにあると思います。

変形した関節の痛みの推移

通常の進行具合でいえば、変形性関節症は同じようなペースで痛みが推移していくわけではありません。
痛みは変形が始まる初期のタイミングで、一度凄い強い痛みが出るタイミングがあります。


その後に痛みが少し落ち着く時期がありますが、変形が進行していくと半月板や軟骨が壊れていきジワジワとまた痛みが出現していきます。
なので最初の痛みのタイミングで、幹細胞を使えるとより効果的な治療効果の高い幹細胞治療になります。

今回のまとめ

・幹細胞治療を受けるのはなるべく早い方が良い
・変形が進行した関節にも幹細胞治療を受ける意義はあるがゴールが異なる
・変形性関節症の進行過程と痛みの推移は異なるため異常を感じたら早期発見・早期治療 が好ましい

「関節の痛みがあるけど大丈夫になった」と思っていても徐々に関節の変形が始まっている可能性があります。
内臓の病気と一緒で、関節の痛みに関しても早期発見・早期治療がカギになってきます。

関節に不安がある方は、なるべく早くご相談いただいて今の状態がどういう状態なのか?というのを把握するのが良いです。
幹細胞治療が必要なのか、それともリハビリテーションが必要なのかの判断をしていく事が重要になってきます。
当院では早期対応というのが重要だと思っていますので、少しでも関節に関して不安な事がありましたら、お気軽にご相談下さい。

※今回の内容は以下の動画でも見ることが可能です。

何かご不明な点等ございましたら、当院の公式サイトからお気軽お問い合わせください。

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