お茶の水セルクリニックが行っている再生医療の概要を改めて解説します。
2021年08月23日(月)
こんにちは。お茶の水セルクリニック院長の寺尾です。
この度、YouTube動画とブログで改めて、再生医療について詳しく解説していくこととしました。
少しでも多くの方に再生医療に触れて頂き、これまで治せなかった症状を良くして頂きたい。そのために適切に情報をお届けしたい。
そんな思いから始まった企画です。
継続的に配信して参りますので、どうぞよろしくお願い致します。
まずは改めて、「当クリニックでやっている再生医療とは何か」について概要をご説明をしたいと思います。
再生医療とは
再生医療とは、次のように定義されています。
生きた細胞を組み込んだ機器等を患者の体内に移植等すること又は内在性幹細胞を細胞増殖分化因子により活性化/分化させることにより、損傷した臓器や組織の自己再生能力を活性化することで失われた機能を回復させる医療(広義)。
再生医療と一言で言いましても、かなり幅が広い意味があります。
もっとも有名な治療法は、IPS細胞を活用したもので、研究していらっしゃる先生も多数いらっしゃいます。
当クリニックで扱っている治療法は「体性幹細胞」を扱ったもので元々体の中にある幹細胞を使って行う治療法です。
IPS細胞とは?
IPS細胞とは、次のようなものです。
人間の皮膚や血液などの体細胞に、ごく少数の因子を導入し、培養することによって、様々な組織や臓器の細胞に分化する能力とほぼ無限に増殖する能力をもつ多能性幹細胞に変化します。 この細胞を「人工多能性幹細胞」と呼びます。英語では「induced pluripotent stem cell」と表記しますので頭文字をとって「iPS細胞」と呼ばれています。 名付け親は、世界で初めてiPS細胞の作製に成功した京都大学の山中伸弥教授です。
体細胞が多能性幹細胞に変わることを、専門用語でリプログラミングと言います。 山中教授のグループが見出したわずかな因子でリプログラミングを起こさせる技術は、再現性が高く、また比較的容易であり、幹細胞研究におけるブレイクスルーといえます。
引用元:京都大学iPS細胞研究所
体性幹細胞とは
体性幹細胞は身体のあちこちにおり、もともと体の中の修理を担当している細胞です。
例えば、何か怪我や内臓にダメージが出てしまった時、そこに細胞が移動して、正常な状態に戻してくれるということです。
人の身体は、ある程度「正常な状態の範囲」が決まっていて、その「正常な範囲に収める」というのが幹細胞の仕事の内容です。
薬学用語解説では、次のように定義されています。
全組織・臓器にある幹細胞のうち,胚盤胞からつくる胚性幹細胞以外のものをこうよぶ.由来する細胞により分化できる範囲が異なる.
引用元:薬学用語解説
幹細胞とは?
幹細胞とは、次のようなものです。
特定の細胞系のおおもとになる細胞.血液をつくる造血幹細胞,骨・筋肉・皮膚などの問葉系幹細胞,神経などの神経幹細胞などがある.
引用元:薬学用語解説
当クリニックの治療内容
幹細胞の能力を使って傷んだ部分を直す目的で行ってるのが、当クリニックで提案している再生医療になります。
当クリニックは整形外科を専門にしているので、特に関節・筋肉・腱・靭帯などの治療を行っています。しかしもともと、関節の中や筋・腱は細胞が非常に少ない場所です。
通常幹細胞は血管の周りによくいると言われています。筋や腱は幹細胞が少ない為に、どうしても、治る力が弱いので一度ダメージを受けてしまうと治りにくいという特徴があります。
その治りにくい場所に、「足りない幹細胞」を戻すことで「治りにくいところ」を「治りやすく」し、もともと体が持っている治る力を使って治していくというのが当クリニックで行っている「再生医療」です。
当院の再生治療のまとめ
当院では、再生医療の中でも体性幹細胞を活用した治療を行っております。
特に、整形外科の内容で関節・筋肉・腱・靭帯を中心に治療を行っております。
体性幹細胞治療は、もともと人間に備わっている治す力を補っていく治療法になります。
※今日の内容は以下の動画でも見ることが可能です。何かご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせください。
少しでも興味がある方は、当院公式サイトをご覧頂き、お気軽にお問い合わせ下さい。
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