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リハビリ支援ロボットcurara®︎(クララ)の実証実験

2022年02月16日(水)

こんにちは、お茶の水セルクリニック院長の寺尾です。
今回は、AssistMotion株式会社様が開発しました、生活動作支援ロボットcurara®︎(クララ)を紹介します。
curara®︎は、事故や病気などで歩行が困難になってしまった方への、歩行トレーニングロボです。

ロボットと聞くと、「ロボットに頼ってしまっては、そのうち自分で歩く事ができなくなるのでは?」と不安になる方もいると思います。
一般的な歩行アシストロボットとは異なり、curara®自身が利用者に歩行を教えてくれるという特徴があります。
股関節・膝関節を動かす時にcurara®がサポートしてくれるイメージです。
歩行機能を補うのではなく、歩行機能を取り戻すために、サポートをしてくれるロボットになります。

 

curara®︎の特徴1:付け外しが簡単

専用の電極パッドを体に付けなくても使用できるので、洋服・歩装具の上から装着が可能です。
また、マジックテープとダイヤルを使ってサイズの微調整ができますので、色々な体格な方にフィットします。
装着の方法は4ステップでできます。

1、お腹のマジックテープを外します

1、お腹のマジックテープを外します

2、ベルトが腰骨にかかるように装着します

2、ベルトが腰骨にかかるように装着します

3、足の真ん中(大転子)のラインに足のパーツの位置を調整します

3、足の真ん中(大転子)のラインに足のパーツの位置を調整します

4、太ももにバンドを装着します

4、太ももにバンドを装着します

これで装着は完了です。

curara®︎の特徴2:歩きやすくて軽量

curara®の初号機の重さは約13kgありました。
改良を重ねて、今では1.7kgまで軽量化する事ができました。
装着して最初の歩行は若干重さを感じますが、慣れてくると歩行をサポートされている感じが実感できます。
※二関節サポートで1.7kg、四関節サポートで2.7kg

curara®︎の特徴3:人に合わせた自然なアシスト

curara®が主導ではなく、関節の動きを感じて、モーターがアシストをしてくれます。
そのため、歩かされるのはなく、自分で歩いている感覚を実感できます。
アシストの強度も変える事もできます。
例えば、片マヒの患者様であれば、麻痺側をサポートして、反対側はアシストを弱めるといった事もできます。

curara®︎の組み立て方

組み立て方も簡単にできます。

1、ベルトサイドに足パーツを接続します

2、ロックを解除し突起をレールにスライド

3、反対側も同様に接続します

4、足のパーツから出たコードをベルトに接続します

5、バッテリーをベルトに装着します

今回のまとめ

curara® を装着することによって
「足を上げやすくなった」
「つま先の引っ掛かりが少なくなった」
「ぶん回しの歩行が軽減した」
などの声を頂いております。

curara® と再生医療のお茶の水セルクリニックがコラボレートする事で、患者様にとって生活の質を向上する可能性をより探っていきます。

関節の痛みでお悩みの方はぜひ一度ご相談下さい。

※今回の内容は以下の動画でも見ることが可能です。

関節の痛みがある方は当院公式サイトをご覧頂き
お問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせ下さい。

 

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