PRPや幹細胞などを関節内に注射した後はどの様に過ごしたらいいですか?
2023年07月21日(金)
こんにちは、お茶の水セルクリニックの寺尾です。
患者様からの質問で「PRPや幹細胞などを関節内に注射した後はどの様に過ごしたらいいですか?」
という質問を頂きましたので回答していきます。
当院が推奨する注射後の過ごし方とは
当院では、幹細胞を入れた後も過度な安静をすることなく動ける範囲で積極的に動かしてくださいとお伝えしています。
具体的には普段通りの日常生活を送っていただき、当院で推奨する体操をしてもらっています。
(体操に関しては投与部位により異なりますので詳細は治療時に説明いたします。)
なので、手術の様にベッド上で絶対安静という事はありません。
幹細胞を入れた後は、一時的に腫れが出たり痛みが出たりするケースがあります。
自分自身の幹細胞とはいえ、元々なかった幹細胞が入ってくると関節がビックリした状態になり、そのような症状が出ると言われています。
当院では投与後の痛みに対して鎮痛薬をお渡ししていますので内服して頂き、その上でその時期であってもどんどんと関節を動かした方が良いとお伝えしています。
関節を動かす事のメリット
メリットとしては関節を積極的に動かしてあげる事で、関節の余計な硬さが出ないようになりますし、動かす事で関節内の細胞に刺激が加わり能力を発揮しやすくなります。
私の経験では、投与後の一時的な痛みに対しても動かした方が早く引いてくる実感もあります。
なので幹細胞を入れた後も、安静にし過ぎることなく積極的に動かすと良いと思います。
また、今まで他の医療機関で関節に電気治療をされていた方も、投与して少し経過した後に受けに行くというのもいいと思いますし、フィットネスジムでトレーニングをされているような方でしたら、投与した翌日からトレーニングしても大丈夫ですとお伝えしています。
今回のまとめ
・幹細胞投与後は安静にしすぎず無理のない範囲で動かす
・投与後の一時的な痛みも動かすことで早く緩和する
動かす方が良いとはいっても、負荷の強い運動や今までやっていなかった運動を急に始めるのは関節にダメージを与えてしまう可能性もあります。
心配な場合は担当の医師にご相談ください。
※今回の内容は以下の動画でも見ることが可能です。
何かご不明な点等ございましたら、当院の公式サイトからお気軽お問い合わせください。
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