再生医療・幹細胞治療はどれくらいの通院頻度で通うべきなのでしょうか
2021年12月08日(水)
こんにちは。お茶の水セルクリニック院長の寺尾です。
この度、Youtubeとブログで改めて、再生医療について詳しく解説していくこととしました。
当企画では、皆様のご質問にお答えすることで、再生医療の適切な情報をお届けしたいと思っております。
今回は「再生医療にはどれくらいの頻度で通う必要があるか」についてご案内します。
遠方の患者様が気にされる通院頻度
患者様から「どのくらいの頻度で通うのでしょうか?」というご質問を受けたことがあります。
当クリニックは北海道から沖縄まで、遠方からも患者様にご来院頂いております。
しかし、遠方になればなるほど、頻繁に通院いただくことは難しくなってくると思います。
治療に必要な最低限の通院回数
細胞治療の場合ですと、次の回数ご来院頂ければなんとか治療が可能です。
・細胞を取るために1回
・細胞を投与するために1回
この2回あれば、治療自体は実現可能になります。
状態把握と電話診療
治療自体は2回で行えますが、治療の効果が出ているかや関節の変化の状況を経過観察する必要があります。
そのため、細胞を投与した後に1ヶ月目 3ヶ月目 半年目という形で実際にお越しいただいて状態を拝見しております。
遠方でお越しいただくのが難しい場合は、関節の状態を数字化するためのアンケート表に状態をご記入いただき、そのデータをもとに電話で状態の把握をさせていただくこともあります。
今回のまとめ
・細胞治療は2回の通院で実施可能
・関節の状況は1、3、6カ月目と拝見した方が安心
・訪問が難しい場合は電話で状態把握も可能
遠方からさらに関節がまだ痛い状態で頻繁にお越しいただくというのは、とても難しい話だと思います。ご来院が難しい場合は、ご来院いただかなくても良い方法を検討できますので、遠慮なくご相談いただけたらと思います。
今日の内容は以下の動画でも見ることが可能です。
何かご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせください。
少しでも興味がある方は、当院公式サイトをご覧頂き、お気軽にお問い合わせ下さい。
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