健康のための靴選びとは?Joya・kybunに聞く「自分の足で歩き続ける」ための考え方
2026年11月06日(金)
こんにちは、お茶の水セルクリニック院長の寺尾です。
前回に引き続き、横浜のイセザキ・モールにある「kybun Joyaショップ 横浜イセザキモール店」からお届けします。
前回は、Joyaとkybunの靴の特徴をご紹介しました。
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Joya・kybunを実際に履いて感じた違い
今回は少し視点を広げ、「健康とは何か」「なぜ靴から健康を考えるのか」「自分に合った靴をどう選ぶのか」について、お店の方にお話を伺いました。
整形外科では、膝や腰、足などの痛みを診ることが多くあります。
そこで大切なのは、痛みを和らげることだけではありません。
痛みが軽くなった先で、その人が何をしたいのか。
目指す生活まで考えながら、治療や身体づくりを進めることが大切です。
「真の健康」は、不調がないことだけではない
今回、まず伺ったのは「kybun Joyaショップが考える真の健康とは何ですか?」という質問です。
お店の方が大切にしているのは、単に身体に不調がないことではありません。
自分の足で歩いて外へ出て、人と会い、自分のやりたいことを楽しめること。
その状態も含めて健康と考えているそうです。
これは、整形外科の診療にも通じる考え方です。
膝や腰の痛みは、すぐに命に関わるものではないかもしれません。
しかし、「痛くて旅行に行けない」「買い物に出るのが大変」「趣味のスポーツができない」など、日々の暮らしや生活の質に大きく影響することがあります。
不調の有無だけでなく、自分らしい生活を送れているかまで含めて健康を考えることが大切です。
靴を選ぶ前に「その靴で何をしたいのか」を考える
Joyaやkybunでは、靴を販売することだけでなく、「その靴を履いて何をしたいのか」を大切にしているそうです。
診察でも、患者さんから「痛みを治したい」と言われたとき、その先にある目標を伺うようにしています。
旅行に行きたい方、もう一度スポーツをしたい方、近所を歩けるようになりたい方、仕事を続けるために長く歩ける身体を目指す方など、希望は一人ひとり違います。
同じ「治したい」という言葉でも、目指すゴールが違えば、必要な治療や身体づくりも変わります。
靴も同じです。「サイズが合っているから」という理由だけで選ぶのではなく、その靴を履いてどのような生活を送りたいのかまで考えることが大切です。
足は身体と地面をつなぐ場所
立ったり歩いたりするとき、身体と地面が接しているのは足です。
身体の重さは足に伝わり、足を通じて地面へ力が伝わります。
靴の形やソールの性質によって、歩くときに足元で感じる感覚や、足にかかる負担は変わります。
膝や腰の痛みが、靴を変えるだけで解決するわけではありません。
それでも、毎日歩くことを考えると、足元の環境を整えることは靴選びの大切な視点です。
私自身もJoyaを履いたときに、クッション性や歩きやすさを感じ、それ以来使わせていただいています。
足を測れば、自分に合う靴が決まるわけではありません
今回、店舗では足のサイズなども測っていただきました。

足の長さや幅を知ることは大切ですが、計測値だけで靴を決めるわけではありません。
足の特徴や現在の悩み、生活スタイルに加えて、「その靴を履いて何をしたいのか」も聞きながら候補を考えていきます。
そのうえで実際に靴を履き、店内を歩いて、本人がどう感じるかを確かめます。
見た目やスペックだけでは、足を入れたときや歩いたときの感覚まではわかりません。
できれば実際に履いて歩き、自分の足に合うかを確かめてから選ぶことが大切です。
Joyaとkybunは、履き心地に違いがある
今回、私自身もJoyaとkybunを履き比べてみました。
私が試した靴では、Joyaは柔らかなクッションとローリング形状によって、足を前へ運びやすい印象がありました。
一方のkybunは、柔らかさに弾力が加わり、足元に細かな動きが生まれるように感じました。
その動きに合わせて、自分の身体でバランスを取る感覚が印象に残りました。

ただし、履き心地はモデルや足の形、使う場面によっても変わります。
どちらが優れているかを一概に決めることはできません。
実際に履き比べ、自分に合うかを確かめることが大切です。
足裏からの感覚とバランス
立っているときや歩いているとき、私たちは足裏から、地面の硬さや足にかかる体重など、さまざまな感覚を受け取っています。
身体はそうした情報をもとに、姿勢や動きを調整しています。

今回kybunを履いて印象的だったのは、足元の小さな動きに対して、自分の身体がバランスを取ろうとする感覚でした。普段の歩行では意識しにくい、足裏からの感覚に気づくきっかけにもなります。

ただし、足元が不安定に感じられる靴が、すべての方に合うとは限りません。履いたときの感覚や歩きやすさを確かめながら、自分に合うものを選ぶ必要があります。
「Joyaとkybun、どちらがいいですか?」への答え
店舗でも、「結局、Joyaとkybunのどちらを選べばいいのですか?」と聞かれることがあるそうです。
答えは、どちらか一方がすべての人にとって優れている、ということではありません。
足の形や歩き方、身体の状態、使う場面、そして履いたときの好みによって選択は変わります。

滑らかに足を運べる感覚が合う方もいれば、足元の弾力を感じながら歩く感覚が合う方もいます。
大切なのは「一番性能が高いもの」を探すことではなく、自分に合う靴を探すことです。
実際にお店で相談しながら、履き比べられる環境は、靴選びの助けになると思います。
膝や腰が痛いとき、いつ病院へ行けばいい?
今回、お店の方から「お客様に膝や腰の痛みを相談されたとき、どのくらい痛くなったら医療機関を受診すればよいのでしょうか」と質問をいただきました。
私の回答としては、症状が気になった時点で相談してよいと思っています。
医療機関を受診したからといって、必ず治療を始めなければならないわけではありません。
診察を通じて、治療が必要な状態なのか、運動やリハビリが適しているのか、靴など生活環境を見直す余地があるのかを整理できます。

「まだ大丈夫だろう」と我慢を続けているうちに、症状が強くなったり、日常生活に支障が出たりすることもあります。痛みが続く、悪化する、動きにくさが出ているなど、気になることがあれば早めに相談してください。
治療か、トレーニングか、靴かを最初から決めない
膝が痛いから治療、腰が痛いからリハビリ、足が痛いから靴を替える、と最初から方法を決める必要はありません。まずは、身体に何が起きているのかを確認することが大切です。
そのうえで、医療的な治療が必要なのか、身体を動かすことが必要なのか、生活環境を見直すことが役立つのかを考えていきます。
靴は大切な道具ですが、病気を治療するものではありません。
一方で、医療だけですべてを解決できるわけでもありません。
治療、リハビリ、運動、身体の使い方、靴などの日常環境を、その人の状態に応じて組み合わせることが大切です。
自分の足で出かけることも、健康を考えるきっかけに
今回訪れた横浜イセザキモール店は、遠いと感じる方もいるかもしれません。
外出が難しい方は無理をする必要はありませんが、出かけられる方にとっては、お店へ足を運ぶことが活動のきっかけになることもあります。
自分の足で歩いて外へ出て、人と会う。
最初に伺った「真の健康」という考え方にもつながります。
靴を選ぶときは、「どの靴を買うか」だけでなく、「新しい靴を履いてどこへ行きたいか」「何をしたいか」も考えてみてください。それも健康づくりの一つだと思います。
Joyaとkybunの履き心地の違いは、文章や映像だけでは伝わりにくい部分があります。
興味のある方は、実際に履いて歩き、ご自身の身体でどう感じるかを確かめてみてください。
今回の動画やブログが、靴選びだけでなく、これから自分の足で何をしたいのかを考えるきっかけになれば幸いです。
※今回の内容は以下の動画でも見ることが可能です。
何かご不明な点等ございましたら、当院の公式サイトからお気軽にお問い合わせください。
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