再生医療で使用する脂肪細胞を採取する時の服装
2022年06月26日(日)
こんにちは、お茶の水セルクリニック院長の寺尾です。
今回は、再生医療で使用する細胞を採取する時の服装についてお話しします。
脂肪採取では、お腹の横辺りの脂肪を採ります。
お臍のキワから局所麻酔薬を注入して、数ミリ切開をして脂肪を採取していきます。
その脂肪から採れた幹細胞を培養し、約1億個に増やして患者様の身体に戻します。
脂肪採取についての詳しい内容はこちらをご覧下さい
↓
再生医療・幹細胞治療を受ける過程で、痛みが出るなどの辛いことはありますか?
傷口を圧迫する意味とは
お腹を切開すると言っても5ミリ程度しか切開をしません。
その後も縫ったりしないぐらいの傷です。
しかし、切開をしていますので、アザになったり血が滲んでくる事もあります。
その様な事を防ぐ為に、お腹を圧迫していきます。
圧迫止血(あっぱくしけつ)といい、傷口に圧を加える事で血を止める作用が働きます。
例えていえば、台風で堤防が壊れているところは水が流れてしまいます。
水流が大きくなると、さらに堤防が崩れてしまいます。
その水流を圧迫により弱めて、土嚢(血小板)などで修復しやすくするという意味があります。
圧迫の方法
数枚のガーゼをまとめて団子状にして、その上にさらにガーゼを重ねて圧迫し、止血します。
そのガーゼの上に、腰痛の時にするコルセットを巻いて固定していきます。
転んで擦りむいた傷とは違うので、しっかりと圧迫をしないといけません。
圧迫が弱いとアザが広がってしまうといった様な事が起こります。
採取後に適した服装とは
この様に圧迫を少し強めに行いますので、きつめのズボンやジーンズを履いて来院されますと、お腹の圧迫のガーゼやコルセットにより、チャックを締めるのに苦労してしまいます。
脂肪を採取する予定がわかっている場合には、ゴムでウエストの調整ができるズボンを履いてくるなどしてもらえると帰りが楽になります。
その点をご協力いただけると助かります。
今回のまとめ
脂肪採取と聞くと「なんか怖そうだな」と感じられると思います。
採取は当日で終わりますので、入院の必要もありません。
手術に比べると、体の負担が限りなく少なく済みます。
「こんな事聞いて大丈夫かな?」という質問でも大丈夫ですので、体がお辛い方は一度当院へご相談ください。
何かご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせください。
※今回の内容は以下の動画でも見ることが可能です。
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少しでも興味がある方は、当院の公式サイトをご覧頂き、お気軽にお問い合わせ下さい。
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