変形性関節症の早期発見・早期治療
2022年09月05日(月)
こんにちは、お茶の水セルクリニック院長の寺尾です。
今回は、変形性膝関節症の早期発見・早期治療という事についてお伝えしていきます。
変形性膝関節症の発見
通常はレントゲンで変形性膝関節症を診断します。
レントゲンを見ると、膝の外側の骨と骨がぶつかっていて潰れている様に見えます。
膝が変形すると、痛みや関節内に水が溜まったりしてしまいます。
MRI検査ができれば、より細かく軟骨の傷や水分量などがわかります。
変形があると見た目でも変形しているのがわかるので、診断するのはそれほど難しくありません。
変形性膝関節症の治療
変形性膝関節症の診断があれば、痛みを取り除く治療をしていきます。
まずは湿布や痛み止め・リハビリなどを必要に応じて行っていきます。
それでも痛みが取れない場合は、ヒアルロン酸の注射をしたり、炎症がひどい場合は関節内の水を抜いたりします。
関節内は無菌状態なので、何度も注射針を入れる事は膝関節にとっても良くはありません。
この様な処置は、変形して壊れている軟骨や半月板を修復するわけではないので、何度も繰り返す事が多いです。
痛みが取れない場合は、人工関節にするという手術しか従来はありませんでした。
そのため、早期に発見しても根本的に解決する方法が手術以外ありませんので、患者様の負担が大きかったです。
仮に人工関節の手術をしても変形はよくなりますが、手術の傷が痛かったり、水が溜まったりする後遺症がある方もいます。
痛みをその場だけ止めるか、手術をするかという大まかな選択肢しかありませんでした。
これが変形性膝関節症の従来の方法でした。
再生医療と変形性膝関節症
現在は再生医療の進歩により、変形性膝関節症に幹細胞治療が効果を発揮しています。
早期に幹細胞治療をする事でより高い効果を発揮しますので、早期に変形性膝関節症を発見する事の意味が出てきました。
変形の進行を防止するのと同時に、元の状態に戻す根本的な治療をする事が可能です。
今回のまとめ
・昔は早期発見しても根本治療がなかった
・早期発見しても痛みを取るか手術の二択
・再生医療の進歩で体の負担が少ない根本治療が可能
膝関節の変形だけではなく、全ての変形している関節に幹細胞治療は有効です。
医師から「変形を治すには手術しかないですね」と言われた方は、ぜひ一度当院へご相談ください。
手術以外にも方法があるか一緒に選択肢を考えていきましょう。
※今回の内容は以下の動画でも見ることが可能です。
何かご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせください。
少しでも興味がある方は、当院の公式サイトをご覧頂き、お気軽にお問い合わせ下さい。
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