股関節にも幹細胞治療は効果がある?
2022年03月14日(月)
こんにちは、お茶の水セルクリニック院長の寺尾です。
最近、股関節の治療に関する相談が多くなってきました。
股関節というと「足の付け根のとこら辺にある関節かな」とボンヤリはわかると思います。
しかし、具体的にどの様な関節なのかまでは、わかる方は少ないです。
今回は、股関節の特徴について解説していきますので、これを機に股関節について少しでも理解していただければと思います。
股関節の特徴
股関節は骨盤についています。
骨盤には臼蓋(きゅうがい)という窪みがあります。
そこに、太ももの骨が嵌まり込んで股関節を形成しています。
嵌まり込んでいるため、体の関節の中では安定している関節になっています。
一番変形が起こる関節としては、膝関節の変形はよく聞いた事があると思います。
膝関節は不安定な関節の上、筋肉や靭帯で強固に守られているとは言いにくいです。
そのため、股関節より膝関節の方が圧倒的に変形が起こりやすいです。
では、どの様な場合に股関節の変形が起こるのでしょうか?
股関節が変形するのはなぜ
股関節が変形する事を、変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう)と呼びます。
変形性股関節症の約80%が、受け皿である臼蓋が生まれつき浅くなってしまう状態の、臼蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)がほとんどです。
しかしながら近年は、生まれつきの疾患がなくても年齢を重ねてくると股関節が変形していき、痛みなどを訴える方も多くなってきました。
股関節の治療方法
手術
変形の程度が酷い場合は手術も適応になります。
人工の関節を股関節に入れる方法が、主流でやられているやり方です。
もちろん手術なので、股関節だけではなく全身にもダメージがあります。
高齢で手術に耐えられないと判断された時は、手術は適応されない場合もあります。
また、手術後も歩行のリハビリをしないといけませんので、それに耐えられる体力があるかどうかを判断されます。
よっぽど酷い場合は手術も視野に入れますが、体にとって異物である人工関節を入れるので、手術後に浮腫んだり、痛みがあるといった事もあります。
変形して股関節が曲がらないという事なら手術も考えられますが、痛みだけを取り除くと考えると手術後にも痛みは残る可能性があります。
幹細胞治療
変形の程度が明らかにひどくない場合は、幹細胞治療も効果的です。
幹細胞を使って痛みの元を減らす事も可能です。
股関節は膝関節よりも安定している関節なので、膝関節に比べると治療の結果がいい事が多いです。
今回のまとめ
股関節の変形=手術といった様な考えを第一に思ってしまう方が多いです。
「変形はもう歳だからうまく付き合っていきましょう」
「変形を治すのは手術しかありません」
と医師から言われてしまうと、それ以外の考えが思い浮かびません。
手術以外にも改善させる可能性はあります。
当院は手術以外の可能性も探ってベストな提案をさせていただきます。
※今回の内容は以下の動画でも見ることが可能です。
何かご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせください。
少しでも興味がある方は、当院の公式サイトをご覧頂き、お気軽にお問い合わせ下さい。
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