ブログ

幹細胞治療後のリハビリをお願いしているフィジオセンターの紹介 〜Part4 トレーニングマシンの紹介〜

2022年06月21日(火)

こんにちは、お茶の水セルクリニック院長の寺尾です。
前回の引き続き、フィジオセンター様のご紹介をさせていただきます。

過去の紹介ブログはこちらから

幹細胞治療後のリハビリをお願いしているフィジオセンターの紹介 〜Part1施設の紹介〜

幹細胞治療後のリハビリをお願いしているフィジオセンターの紹介 〜Part2体の評価〜

幹細胞治療後のリハビリをお願いしているフィジオセンターの紹介 〜Part3 レッドコード〜

今回は、施設内にあるマシントレーニングについてお伝えします。

マシントレーニングの特徴

フィジオセンターにあるマシンはHur(フー)というフィンランド製のマシンになっています。
人間工学に基づいて開発された空圧式のマシンで、関節の運動軸とマシンの運動軸が合わせやすい構造になっています。

簡単にいうと巷にある様な筋トレのマシンとは違い、関節に負担がかかりにくいのが特徴です。
「マシンのトレーニングなんて、やった事がないし怖い…」と思われる方でもトレーニングをする事ができるので、ケガや再生医療後のリハビリに適しています。
今回は、レッグエクステンションカールのマシンをご紹介します。

 

マシンの操作方法

タッチパネルによって、シートの位置や負荷を変更する事ができます。
位置をしっかりと合わせる事で、膝とマシンの運動軸を合わせる事ができます。

トレーニングに馴染みがない方がジムに入会して、関節を痛めてしまうというのは、この運動軸が合わないままトレーニングをしてしまうのが原因です。
運動軸が合わないので、関節に負担がかかってケガをしてしまうという事が多いです。
そのため、一人一人に合わせたシートの位置を細かく確認していきます。

マシントレーニングの手順

さきほど動かしたシートの位置がズレない様に、太ももを固定していきます。

初心者の方は、軽めの重さに設定をします。

重さを細かく設定できるので、痛みが伴いやすい方にも優しいトレーニングができます。
普通のジムのマシンだと左右同時に動かさないといけませんが、Hurのマシンは左右独立したトレーニングが可能になります。

速筋のトレーニング

Hurの特徴として瞬発力のトレーニングが可能になります。
長く歩いたり、姿勢を維持する筋肉を遅筋(ちきん)といい、一瞬の力を出す瞬発力の筋肉を速筋(そっきん)といいます。


年配の方は速筋が衰えやすいという事が最近の研究でわかってきています。
速筋が衰えるという事は、つまずいて転びそうな時にパッと足を出す事ができないなどの動きができなくなります。

Hurのマシンでは、速筋をダイレクトにトレーニングをする事ができます。
上げる時に素早く、下ろす時にゆっくりと動かす事で速筋に刺激が入ります。

交互に膝を動かしていきます。


速筋を鍛えるというのは、なかなか普通のジムのマシンではできない動きなので、Hurならではの特徴の一つです。

バランスを保つトレーニング

今度はバランスを保つトレーニング器具を紹介します。
ドイツ製やアメリカ製、日本製の物など様々なものを備えています。
この中から膝関節と股関節のリハビリに適した物を紹介します。

エアロステップ

こちらは、赤い土台の中に空気が入っています。
踏むと潰れる様になるので、体重移動を意識するトレーニングができます。
柔らかい地面の上に立っている感じなので、足の裏の体重を意識する事ができます。


慣れてきたら次に、ゆっくりとスクワットをしていきます。

膝を曲げた時にエアロステップの前が凹んで、膝を伸ばしていくと後ろが凹んでいきます。
凹みを確認する事で、適切な体重移動を指導する事ができます。

ジャンパー

慣れてきたら徐々に関節をダイナミックに動かしていきます。
半円の球体の中には空気が入っています。

これを片足で踏んでいきます。

踏んだ時に、太ももの筋肉がしっかりと動いているかを確認していきます。
また、股関節と膝関節の動きのクセがないかも確認していきます。
このトレーニングにより、筋肉のクセやバランスを取り除く事ができます。

今度は上に乗った状態で足踏みやジャンプをしていきます。

普段では体感しない様な不安定な足場で動く事で、体が傾かないか、動きのクセはないかなどを確認していきます。

リハビリの序盤は関節の負担を減らす様にしますので、この様な負荷の少ないトレーニングを行っていきます。

レッドコードを使った重心のトレーニング

前回に紹介したレッドコードを使って、重心の移動を意識していきます。
膝や股関節を痛めている方は、重心の移動が上手くできない事が多いです。
歩く為には、重心の移動がかかせないので、患部の関節以外の動きもトレーニングをする事はとても大切です。
よく行う重心移動のトレーニングとしては、座った状態で手を開いて、片方のお尻に体重をかける様にしていきます。

左右行った時に、右膝が悪い方は右に動かしにくいといった事があります。
サポートがない状態で重心移動のトレーニングを無理にさせてしまうと、腰などを痛めてしまいます。
そこでレッドコードを使用して行きます。
左右の腕に巻きつけていき、支える様にします。

この状態で、先ほどの様に左右に重心を移動させていきます。
また、支える位置を手先の方にすると、さらに大きな動きになります。

この様なトレーニングもレッドコードを使って行う事ができます。

今回のまとめ

姿勢、歩き方、生活動作などをトータルで考えていく事で、再生医療の効果を最大限に発揮します。
当院で行う再生医療にプラスして、フィジオセンター様でリハビリを行う事で、体の状態を効率よく改善へ導く事ができます。

チーム一丸となって体の悩みを解決させていただきますので、お悩みがある方はぜひ当院へまずはご相談下さい。

※今回の内容は以下の動画でも見ることが可能です。

少しでも興味がある方や、何かご不明な点等ございましたら、当院の公式サイトをご覧頂き、お気軽にお問い合わせ下さい。

TOP