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【変形性足関節症について】—Dr前之原のブログ

2020年08月14日(金)

金曜日の外来を担当しています、前之原です。

 

 

 

私は足の外科を専門としており、東京大学で診療に当たっております。

 

 

足の外科の外来には、足や足関節の周りの変形や痛みでお困りの患者様が来院されますが、今回はその中でも重要な疾患の1つである変形性足関節症のことを少しだけ解説したいと思います。

 

 

 

変形性足関節症は50-60代で多く、70-80%は捻挫や骨折などの後に起こると知られております。

 

変形性膝関節症状と比較すると、その頻度は1/10-1/20程度と非常に少ないのですが、膝関節や股関節の変形性関節症や心臓、腎臓の病気と比較しても同じぐらい日常生活に強く悪影響を及ぼすことがわかっております。

 

 

治療に関しては、鎮痛剤、関節内注射、装具などを病状に合わせて選択します。

それでも症状が改善しない場合は手術治療を行いますが、初期の場合は骨切り術、進行すると人工足関節置換術や足関節固定術が選択されます。

 

 

 

私たちは膝に対してだけでなく、変形性足関節症やアキレス腱などの腱障害に関しても幹細胞治療を行なっております。

お困りの方がいらっしゃいましたらカウンセリングは無料ですのでお気軽にご予約いただければと思います。