足関節内の細胞注射の様子と効果について
2022年05月10日(火)
こんにちは、お茶の水セルクリニック院長の寺尾です。
前回の股関節内への細胞注射に引き続きまして、今回は足首の細胞注射の方法についてご紹介をしていきます。
当院には、東京大学から足首を専門に行っている医師もおりますので、足首に細胞治療を行う患者さんも多く来院しています。
足首の治療方法自体がそもそも少ないので、どうすれば痛みが改善できるのか困っていた患者さんが、細胞治療を発見して来院するという事も多いです。
その様な方のために、実際に足首に細胞治療を行っている様子と共にご紹介していきます。
足首への細胞治療
まずは、しっかりと注射を打つ箇所に消毒を行います。
関節内の注射を行う前に局所麻酔を行います。
こちらは痛みができるだけ出ない様に、細い針を使用しています。
局所麻酔が効いてきたら、今度は細胞注射を関節内に打っていきます。
注射の治療自体は、ここまでで数分で終わりです。
「もう終わりですか?」と患者さんから言われるぐらい早く終わらせる事ができます。
足首への注射はどんな時に受けるの?
あまり多くはないのですが、足首も変形する事があり【変形性足関節症(へんけいせいそくかんせつしょう)】と呼ばれます。
変形するのは膝関節が一番多くて、次に股関節が多いですが、足首も関節なので変形をする事があります。
捻挫など明らかに痛めたわけではないのに、足首に痛みがある時は変形を疑います。
足首の変形はスネの骨(脛骨(けいこつ))と足首の奥の骨(距骨(きょこつ))という骨の間の軟骨がすり減る事が原因で起こります。
症状としては
・歩くと足首に痛みがある
・足首がすぐに腫れる
・左右の足首の形が一緒ではない
など
この様な症状の場合は、細胞治療が有効な事が多いです。
今回のまとめ
今までは足首の変形に対しての治療方法は、インソールを入れたり、痛み止めの注射を打ったりというのが主流でした。
変形がひどい場合は骨を切ったり、スクリュー(ボルト)などで固定をする手術を行なっていました。
足首の痛みを訴えている方は、痛み止めの注射は効かないけど手術をするまででもないという方が大半でした。
その方達の選択の一つとして細胞治療があります。
細胞治療はちょうど痛み止めと手術の間を補完する様な治療法になります。
痛み止めを打っても足首の痛みが改善しないという方は、細胞治療によって改善がみられる可能性が高いので、ぜひ一度当院へご相談ください。
※今回の内容は以下の動画でも見ることが可能です。
何かご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせください。
少しでも興味がある方は、当院の公式サイトをご覧頂き、お気軽にお問い合わせ下さい。
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