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注射幹細胞治療の注射と点滴の投与の値段の違い

2023年03月23日(木)

こんにちは、お茶の水セルクリニックの寺尾です。
今回は、幹細胞治療の注射と点滴の投与の値段の違いについてお伝えしていきます。

局所投与と点滴投与

培養した幹細胞を体に戻す時に、局所投与点滴投与があります。
局所投与は注射器で関節の中に打ち込む方法で、点滴投与は全身に巡らせる様に血管の中に投与します。
この2つの投与の仕方によって値段が違います。
関節に注射をする局所投与ですと66万円(税込)

全身に作用させる点滴投与ですと165万円(税込)


この様に2つの差は、約100万円ほど違ってきます。

なぜ100万円の差があるのか

使っている幹細胞は一緒なのですが、作り方に違いがあります。
元々、幹細胞同士がくっつきやすく玉になりやすい性質があります。


関節に投与する場合は、くっついて玉になっている状態でも問題がないのですが、点滴で入れる場合は玉になっては絶対にいけません。
玉になった状態で点滴投与してしまうと、毛細血管を詰まらせてしまうリスクが出てきてしまいます。
幹細胞が毛細血管に詰まっても、時間が経つと抜けていくとは言われているのですが、広範囲で血流が滞ってしまうのは身体の組織にとってあまりいいことではありません。

そのため玉になった幹細胞を、同士を1個1個バラバラにする作業が必要になってきます。
このバラバラにする作業が難しいため、その作業分だけ局所投与と点滴投与の値段の差が出てきてしまいます。

当院の細胞培養施設の詳しい説明はこちらのブログへ

細胞培養加工室(CPC)の紹介

今回のまとめ

局所投与は変形性関節症や靱帯・筋肉が傷ついた時に使い、点滴投与は体が虚弱になってしまう身体的フレイルや痛みが3ヶ月以上続く慢性疼痛などに使用します。
手術に比べると体への負担が少なく済む治療法なので、他の病院で手術しかないと言われた方にもぜひ試して欲しい治療法です。
自分で幹細胞治療を受けた方がいいのかわからないと思いますので、お悩みがある方はぜひ当院へ一度ご相談下さい。

※今回の内容は以下の動画でも見ることが可能です。

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少しでも興味がある方は、当院の公式サイトをご覧頂き、お気軽にお問い合わせ下さい。