健康365に掲載されたぶらぶら体操・パタパタ体操とは
2022年11月15日(火)
こんにちは、お茶の水セルクリニック院長の寺尾です。
先日、当院で実施していますぶらぶら体操・パタパタ体操が健康365という雑誌で紹介されました。
健康365という雑誌は、体にいい体操のことや病気の事など健康に関して紹介している雑誌です。
今回は膝と股関節の特集で、それぞれの体操を紹介してもらいました。
この体操を行うだけで、膝の痛みや股関節の痛みが良くなる方がいます。
ぶらぶら体操・パタパタ体操とは
詳しい体操のやり方はこちらをご覧ください。
↓
ぶらぶら体操
パタパタ体操
なぜこの体操が、膝や股関節に効くのか解説していきます。
凸凹の骨同士が連結して、関節が成り立っています。
骨同士の摩擦を避けるために、関節の骨の表面には軟骨があります。
軟骨は様々な原因によって、すり減ってきてしまいます。
軟骨のクッション作用が減ると骨と骨がぶつかるので、関節の痛みにつながってしまいます。
ぶらぶら体操やパタパタ体操を行うと、骨と骨の隙間に滑液(かつえき)という関節の動きをスムーズにする液体が出てきます。
滑液が水の層になり、骨と骨が浮いている状態になります。
これを流体潤滑(りゅうたいじゅんかつ)といいます。
これはアイススケートと同じ原理で、スケートの刃が氷に当たると刃と氷の間に水の膜ができます。
その効果があり、氷の上を滑る事ができます。
歩き出す時に関節に痛みがあるのは、この滑液がない状態で動くので痛みが出てしまいます。
この様な方は、歩き出しは痛いのだけど、歩いているうちに徐々に痛みがなくなってくるのが特徴です。
歩く前にぶらぶら体操やパタパタ体操を行ってもらい、関節のウォーミングアップをしてから動くと痛みがなくなります。
細胞治療と体操の組み合わせ
当院で行っている細胞治療に体操をプラスしてもらう事で、より効果を出す事ができます。
幹細胞を関節内に入れる時に、関節内に水の層があると幹細胞もスムーズに入り込むことができるため、しっかりと関節運動をしておくことが、軟骨を修復する手助けになります。
幹細胞を入れるだけではなく、関節周りの環境を整えていくという事も治療する上で大切な条件となります。
今回のまとめ
当院は、細胞治療をするために患部だけではなく、関節周囲の環境も整えていく様にします。
環境を良好にする事で、患部の細胞治療の結果も良くなってきます。
患部の状態だけではなく、関節周囲の環境を整える方法についても話し合い、理想の生活に近づける様に治療をしていきます。
ささいな事でもかまいませんのでご相談下さい。
※今回の内容は以下の動画でも見ることが可能です。
何かご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせください。
少しでも興味がある方は、当院の公式サイトをご覧頂き、お気軽にお問い合わせ下さい。
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