PNF研究所における股関節のリハビリ治療法のご紹介
2022年04月10日(日)
こんにちは、お茶の水セルクリニック院長の寺尾です。
今回は、前回の膝関節へのPNFの施術に引き続きまして、股関節へのPNFの施術をお伝えしていきます。
今回もPNF研究所様の股関節への具体的な施術例を紹介します。
PNFとは?PNF研究所とは?という方はこちらのブログをお読み下さい。
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PNFとは
股関節を痛める原因としては軟骨のすり減りも関係してきますが、正しい股関節の動きができないという事も原因の一つです。
PNFを股関節にかける事により、股関節を正しく動かすための神経の伝達が発達して、股関節の痛みの原因を防ぐ事ができます。
ここでは股関節のPNFの例をご紹介していきます。
お腹とお尻へのPNF
仰向けになり膝を立てます、お尻を上げて骨盤を浮かせる様に動かします。
この時、施術者に上から優しく抵抗をかけてもらいます。
股関節の動きを支える、お腹とお尻の筋肉と神経に刺激を入れていきます。
お腹とお尻の筋肉は体の中でも大きいので、股関節の動きには重要なところです。
患部の関節以外からも動きを作っていけるのが、PNFの特徴です。
横に寝た状態での股関節のPNF
今度は、横向きの状態から股関節の曲げ伸ばしをしていきます。
人間の体の動きは、一つの関節の動きだけで成り立っていません。
他の関節も一緒に、曲げ伸ばししなければスムーズに関節が動きません。
股関節でいえば、膝関節が一緒に曲げ伸ばししなければいけません。
PNFは、一つの関節だけではなく、体全体の関節が連動する様に意識して施術していきます。
立った状態での股関節のPNF
日常生活に近い股関節の動きを習得するために、立った状態でもPNFをしていきます。
無理をしない様に、手すりに掴まった状態で行います。
股関節に痛みがある状態だと、歩行時に横にブレてしまいます。
その横ブレを防ぐために、体の中心の筋肉を使える様にPNFをかけていきます。
この手技をする事で、歩行時に正しい筋肉を使う事ができます。
今回のまとめ
股関節・膝関節に痛みがあり、細胞治療を受けられる方が多いです。
もちろん、細胞治療をするだけでも効果はみられますが、痛みが慢性的に続いている方ですと、関節の正しい動き方を忘れてしまっています。
今回のPNFの様なリハビリテーションを組み合わせていくと、効果もより一層期待できます。
当院は、細胞治療後の日常生活の事も考えてサポートさせていただいていますので、体の痛みで悩みがある方は、ぜひお気軽に当院へお問い合わせ下さい。
※今回の内容は以下の動画でも見ることが可能です。
何かご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせください。
少しでも興味がある方は、当院の公式サイトをご覧頂き、お気軽にお問い合わせ下さい。
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