幹細胞治療の効果の持続期間について
2022年08月10日(水)
こんにちは、お茶の水セルクリニック院長の寺尾です。
今回は、幹細胞治療の効果の持続期間についてお伝えしていきます。
効果の持続期間
幹細胞治療をした後に、治療効果はどのくらいもつのかというのは、気にされる方が多いと思います。
実際のところ私の感覚としては、うまくいけば5年またはそれ以上効果が持続するという風に考えています。
幹細胞治療は、壊れている体の箇所を根本的に修復する事ができます。
そのため治療の効果が、通常の治療より長く持続します。
例えば、膝の軟骨が壊れていて痛みが出ている時の治療法として代表的なのは、痛み止めの注射や関節の中の水を抜くという方法があります。
この様な方法は一時的には症状は良くなりますが、原因である軟骨の修復はされてないので、また症状を繰り返してしまいます。
だいたい膝の痛みでは、2週間に一回水を抜かなければいけません。
一方で幹細胞治療は、痛みの原因である軟骨に対して修復をしていきます。
火事の消火活動に例えると、周りの火ではなく出火原因に対して直接消火をしていくので、根本的に治療をして効果を持続させる事が可能なのです。
リハビリとの相乗効果
幹細胞治療は根本的に組織を修復される事ができますが、前より強い組織ができるわけではありません。
日常生活の動作やか体の使い方のクセがあると、またダメージが蓄積してしまって再発してしまう可能性があります。
当院では、再発を防いで効果を持続させるために、治療後のリハビリも重要だと考えています。
幹細胞治療とリハビリを組み合わせる事で、相乗効果を生む事ができます。
当院ではリハビリを専門に行っている施設と提携をして、患者様に合った施設を紹介しています。
リハビリ施設の詳しい紹介のブログはこちらから
↓
PNF研究所における膝関節のリハビリ治療法のご紹介
幹細胞治療後のリハビリをお願いしているフィジオセンターの紹介 〜Part1 施設の紹介〜
今回のまとめ
・幹細胞治療の効果は10年以上
・リハビリを組み合わせる事でより効果を出す
・効果を持続させるためには日常生活や動作も見直す
幹細胞治療は、関節の痛みをその場だけ散らせる対症療法(たいしょうりょうほう)ではなく、痛みの原因を解決する根本療法(こんぽんりょうほう)です。
痛み止めや関節の水を抜くという治療法は有名ですが、幹細胞治療はまだまだ認知度が低いです。
医師からも痛みを散らせるか手術しかないと言われる事も多いです。
痛みで悩まれている方に、幹細胞治療は効果的な場合が多いので、悩まれている方は一度当院にご相談ください。
痛みを取り除く治療はもちろんのこと、その後もいい状態が続く様にサポートさせていただきます。
※今回の内容は以下の動画でも見ることが可能です。
何かご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせください。
少しでも興味がある方は、当院の公式サイトをご覧頂き、お気軽にお問い合わせ下さい。
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