幹細胞治療後のリハビリをお願いしているフィジオセンターの紹介 〜Part2 体の評価〜
2022年06月06日(月)
こんにちは、お茶の水セルクリニック院長の寺尾です。
今回は前回に引き続きフィジオセンター様で、実際に体の評価しているところをお伝えしていきます。
前回のフィジオセンター様の施設案内のブログはこちらから
↓
幹細胞治療後のリハビリをお願いしているフィジオセンターの紹介 〜Part1 施設の紹介〜
姿勢のチェック
まずは基本となる、立った時の姿勢のチェックをしていきます。
膝関節や股関節の痛みなどは、立った時の姿勢の悪さが原因で起こる事があります。
重心が中心ではなかったり、体の傾きが左右で違ったりする事で関節に負担がかかってきます。
鏡の前に立ってもらい、体の左右差を見ていきます。
肩の高さや腰骨の位置が左右同じ高さになっているかどうかをチェックしていきます。
だいたいの方は、どちらかが上がっている事が多くて、左右均等ではない事が多いです。
次に体の真ん中のラインに頭・上半身の真ん中・腰の真ん中・股関節・膝関節の真ん中がしっかりと揃っているかを、確認していきます。
長時間パソコンの仕事をしていたり、運動不足になったりする事で体がだんだんと歪んできてしまい、関節に負担がかかってきてしまいます。
重心のチェック
今度は横を向いた状態で、重心の位置をチェックしていきます。
上半身・下半身の位置をチェックしていきます。
例えば、上半身が後ろに沿っていて重心が後ろになっていると、腰が反り腰になり骨盤が前に出てしまい、太ももの前側の筋肉が常に緊張している状態になります。
この様な重心が常に続いてしまうと、膝の痛みの原因になる可能性があります。
動きのチェック
姿勢のチェックが終わりましたら、動きのチェックをしていきます。
その場で膝を曲げてもらい少ししゃがんでもらいます。
その時の関節の動きを確認します。
しゃがんだ時に特に多いのが、股関節の動きが悪くて膝だけでしゃがんでしまう事です。
よくスクワットのトレーニングをする時に言われる事なのですが、膝のお皿が自分のつま先より前に出てしまうと、膝を痛めやすくなります。
股関節の動きが悪いと、膝が必要以上に頑張って曲がってしまうので膝に痛みが出てしまいます。
その様な悪い動きが日常生活で出ていないか確認をしていきます。
歩行のチェック
オーストラリアのタイロモーションという、最新のリハビリの機械を使い歩行のチェックを行います。
始めに足にセンサーを付けていきます。
このセンサーが歩行の分析をしてくれます。
実際に歩行をしてもらいます。
1往復だけで測定は完了します。
片足で支えている時間や足が床から離れている時間、歩く速度などの測定結果がモニターにでます。
この様な歩行のデータを取る事で、再生治療やリハビリを終えた後の前後の比較ができます。
今回のまとめ
関節の状態が改善しても、動かし方を忘れてしまったり、周囲の筋肉が固まっているためスムーズに体を動かせない方が多いです。
まずは姿勢を分析して、単純な動き、歩行の動き、日常生活の動きの分析をしていき、どこが原因になっているのかしっかりと確認する事が大切です。
ここまで分析をしてリハビリをする施設はなかなかないので、当院も信頼をして紹介をしています。
再生医療だけではなく、その後の患者さんの生活も考えて治療をしていきますので、体のお悩みがある方は一度当院へご相談ください。
※今回の内容は以下の動画でも見ることが可能です。
何かご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせください。
少しでも興味がある方は、当院の公式サイトをご覧頂き、お気軽にお問い合わせ下さい。
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