幹細胞治療後のリハビリをお願いしているフィジオセンターの紹介 〜Part3 レッドコード〜
2022年06月13日(月)
こんにちは、お茶の水セルクリニック院長の寺尾です。
今回は前回に引き続き、フィジオセンター様でレッドコードを使ってリハビリをする様子をお伝えさせていただきます。
前回のフィジオセンター様の過去のブログはこちらから
↓
幹細胞治療後のリハビリをお願いしているフィジオセンターの紹介 〜Part1施設の紹介〜
幹細胞治療後のリハビリをお願いしているフィジオセンターの紹介 〜Part2体の評価〜
レッドコードとは
レッドコードとは、リハビリの先進国のノルウェーで開発された器具の事です。
天井から赤いロープを垂らせて、バンドを固定します。
そのバンドに、寝た状態で体を預けていきます。
筋肉や関節の固まった部分を、ユラユラと揺らしてほぐしていきます。
ストレッチやマッサージでは柔らかくならない筋肉や関節に、レッドコードは有効です。
また、競技のパフォーマンスアップの為に、プロ野球選手など多くのアスリートにも使用されている器具です。
レッドコードのセッティング方法
ベッドの上に体を固定するバンドを置きます。
頭、背中、骨盤、膝下を包む様に固定していきます。
このバンドの上に寝ていきます。
コードの長さを微調整して、身体が水平になる姿勢で吊るしていきます。
ベッドの上で行うと、身体が前後に歪んでいても整いますので、一番いい姿勢が自然にできるベッドの上でセッティングをしていきます。
いい姿勢でリラクゼーションを行う事で、効果を発揮します。
レッドコードの施術
吊るすセッティングが終わったら、ベッドを下げていきます。
このベッドは昇降式なので、上下に高さを調整する事ができます。
先ほどのベルトの4点で体を支えているので、左右にユラユラと揺れている感じになります。
足から揺らしていきます。
この時に理想としては、体全体がユラユラと左右に波を打つ様になるのが理想です。
筋肉や関節が一部硬いと、その部分だけが揺れずに波が止まってしまいます。
足から揺らしていると、徐々に硬い部分もほぐれてきて、身体全体が綺麗な波を打つ様な感じになります。
足からだけではなく、肩の下からも動かしていきます。
肩の下から動かす事で、体の中心から足にかけて波打たせる事ができます。
膝に痛みがある方などは、腰の筋肉が張っている事が多いのでしっかりと緩めていきます。
また、腹式呼吸が出来ない方も、レッドコードでリラックスしている状態だと誘導が行いやすいです。
施術が終わりましたら、ベッドを元の位置に戻していきます。
レッドコードのトレーニング方法
硬くなった筋肉を緩ませた後は、弱くなっている筋肉を動かしていきます。
レッドコードのいいところは、筋肉を緩めた後に同じ体勢ですぐに動かせるというところです。
今回はお尻、脚周りを鍛える「ブリッジトレーニング」をしていきます。
膝を立てて、お尻を浮かせる様な姿勢になるのですが、そもそも筋力が弱っている時にこの様な姿勢にはなれません。
そのため、コードを伸縮するエラスティックコードに変えて、身体をサポートしていきます。
膝をあげていき、お尻を浮かせていきます。
膝を上げた状態で、膝裏のベルトをギューっと押し付けていきます。
この運動は、お尻と太ももの筋肉を刺激する事ができます。
また、この運動は関節を動かさないで筋肉に刺激を入れる事ができますので、関節の動きに不安がある方にもできる運動です。
この運動が楽にできる様になったら、エラスティックコードを少し緩めていきます。
緩める事で少し支えがなくなるので、先ほどよりも負荷がかかります。
この様にレッドコードでは、相手の状況に合わせて負荷を変える事もできます。
先ほどの運動にプラスして、脚を広げて閉じる運動も加えていきます。
吊るされてなければできない動きもできるところが、レッドコードの良い点です。
今回のまとめ
レッドコードを使うと、利用者様の身体のレベルに合わせて強度を調整できます。
硬くなっている筋肉を緩めて、弱くなっている筋肉を鍛えられるので、リハビリの成績の向上に一役買ってくれています。
リハビリの為に運動をしなくてはいけないと思っているけど、いきなり運動は怖いと思っている方はぜひ当院へご相談ください。
一人一人に合わせたリハビリプランを組み立てて、無理なく改善へと導かせていただきます。
※今回の内容は以下の動画でも見ることが可能です。
何かご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせください。
少しでも興味がある方は、当院の公式サイトをご覧頂き、お気軽にお問い合わせ下さい。
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