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老化と幹細胞の関係について

2023年09月28日(木)

こんにちは、お茶の水セルクリニックの寺尾です。
今回は、老化と幹細胞の関係についてお伝えしていきます。

老化は炎症が原因?

ここ最近 “老化” に対する科学的な研究がすごく進んでいます。
今までは老いるという状態は、抽象的なイメージしかありませんでした。
最近の研究で、一番注目されている老化細胞というものがあります。


通常、体の中は細胞が分裂・増殖して代謝を上げていきます。


その機能が止まってしまった状態の細胞のことを、老化細胞と呼んでおります。
体の中に老化細胞が蓄積する事で、老化の一端になるという事が最近の研究でわかってきました。
老化細胞自体は、体の中に継続的に存在するので炎症の元になるとも言われています。
その持続的な炎症が体の中で悪さをする事で、色々な病気の引き金になります。

ここまで聞くと老化細胞は悪者の様に感じてしまいますが、実はいい役割もあります。
老化細胞は癌化の抑制という働きをしていると元々言われています。


そのため、老化細胞を全部取り除くということ自体がいいのか?という議論もあります。
ただ炎症の元になっているのは間違いないので、近年ですと老化細胞を取り除いて体の老化を抑えていくという研究が進んでいます。

老化には幹細胞が有効?

老化のメカニズムの中に、幹細胞も関わっています。
体内の色々なところに幹細胞が存在しています。
体の修理を担当している幹細胞は、年齢と共にだんだん数が減ると言われています。
幹細胞の数が減ってしまうと、体に発生する病気を抑える事ができなくなります。
体内の幹細胞の数を増やしてあげることができれば、老化に対して抗う事ができると考えられています。
その一つの方法として、点滴による幹細胞の補充があります。

幹細胞治療の詳しい内容はこちらのブログをご覧ください。

幹細胞を使った点滴治療について

幹細胞の点滴治療は、元々は痛みの治療脊髄損傷の治療フレイルの治療として使っていましたが、体全体の病気を発症しないためにも使えると考えています。

今回のまとめ

今までの医学では、老いに対する治療はないと言われていました。
しかし、研究が進むにつれて炎症を鎮めることで、老化をある程度抑えられるかもしれないと言う事がわかってきました。
炎症は老化だけではなく、様々な病気の原因になります。
当院では、その炎症を鎮める治療法として幹細胞の点滴治療を行なっています。
自分の体の不調は何をすればいいのかわからないという方は、ぜひ一度当院までお気軽にご相談ください。

※今回の内容は以下の動画でも見ることが可能です。

何かご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせください。
少しでも興味がある方は、当院の公式サイトをご覧頂き、お気軽にお問い合わせ下さい。

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