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プロテニスプレーヤー小村拓也選手が語る、肩の痛みと幹細胞治療。怪我を乗り越え世界で活躍する秘訣とは?(前編)

2026年04月24日(金)

こんにちは。お茶の水セルクリニックの寺尾です。
今回は院内を飛び出して、品川プリンスホテル敷地内の「高輪テニスセンター」に伺いました。
以前、当院で治療を受けていただいたプロテニスプレーヤーの小村拓也選手に、治療当時のことから現在の活動、そしてテニスを長く楽しむための身体の考え方まで、お話を伺っています。

テニスコートで伺った「今」の活動

小村選手は現在もプロとして試合に参加しながら、海外のイベントやファンの方との交流会、レッスンなど幅広く活動されています。
海外でもテニスは競技人口が多く、熱狂的なファンが集まりやすいというのは、現場の感覚としても納得の内容でした。
また「テニスをしている方は寿命が延びるという論文が出た」という話にも触れられていて、テニスを続ける価値を“人生”の視点から捉えているのが印象的でした。

2020年頃の「肩」の幹細胞治療と、その後の経過

治療を受けていただいたのは2020年頃で、部位は肩でした。
大きな外傷というより、使い続ける中で疲労が蓄積し、痛みにつながっていたという流れです。
MRI上は「もうどうにもならない」という状態ではない一方で、痛みの原因になりそうな所見がしっかりあり、そこを踏まえて治療をご提案しました。

治療を知ったきっかけは知人の紹介で、「幹細胞治療がある」と聞いて受けてみたいと思ったところからだったとのことでした。
当時は幹細胞治療を提供している医療機関も少なく、未知な印象を持つ方も多かった時期ですが、小村選手は「病院がしっかり扱っている」という信頼感があり、不安はあまりなかったと話されています。

注射後1〜2週間は、肩を上げると少し痛みが出る状態がありましたが、事前に説明を聞いていたので心配はなかったとのことです。
その後1〜2ヶ月は痛み自体はないものの、引っかかり感や摩擦音のような「音」が出る症状があった、というお話でした。
この「音はするけど痛くはない」という反応は、肩に限らず膝や股関節などでも一定数見られ、滑膜の変化が関係している可能性が指摘されています。

幹細胞治療の体験談につきましては、以前のブログをご覧ください。

幹細胞治療で肩の痛みが改善したプロテニスプレイヤー小村選手のインタビュー

治療をきっかけに見えてきた「フォーム」と「身体の使い方」

治療後の変化として小村選手が強調されていたのは、痛みのきっかけが「使いすぎ」だけではなく、「フォームや体の使い方」にもあると整理できたことでした。

これはアスリートに限らず、日常生活でも同じで、歩き方で膝が痛くなったり、腕の使い方で肩が痛くなったりすることは珍しくありません。
特に肩は、肩甲骨がうまく動いていないのに無理に動かそうとすると腱が擦れてダメージが出ることがあり、「動作の見直し」は最初の一歩としてとても重要だと思います。

テニスで負担が出やすい部位と、続けるためのウォームアップ

レッスン現場で多い不調としては、膝・肩など関節の痛みが多く、肘に大きなサポーターを巻いてでもプレーしたい方もいる、というお話でした。
ターンが多い競技では膝を痛めやすく、ベタ足のまま回転が加わると半月板に傷が入り、ダメージが拡大していくことがある、という注意点も共有されました。

年齢層は日本だと40〜60代が多く、海外は20〜40代が多い傾向で、年齢とともに筋力が落ちると関節への負担が増えるため、筋力維持と基礎的な体づくりが大切です。

おすすめの準備としては、一般的なストレッチに加えて、日常では意識しにくい「インナーマッスル(骨の周りについている筋肉)」を軽く動かして温めることを勧められていました。


具体的には、家ならゴムチューブをドアノブに引っ掛けてゆっくり動かす、ペットボトル(軽い重さ)で腕を動かすなど、手軽に続けられる方法がポイントになります。
“やりやすさ”が習慣化の鍵で、日常で取り入れやすい小さな工夫が積み上がって基礎になる、という考え方でした。

今回は、小村選手のとの対談の前半でした。
次回は後半の対談になります。

※今回の内容は以下の動画でも見ることが可能です。

何かご不明な点等ございましたら、当院の公式サイトからお気軽にお問い合わせください。

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